九十九里の夕日

雑感

午後からの雨で練習は中止。
夕方から九十九里浜に向かってみました。
近いとは言っても土曜日の夕方です。
日も沈み掛けていました。明るいうちに浜景色が見ることが出来るか・・・微妙なタイミングです。
何しろ実際の距離が24里という九十九里浜の撮影ポイントもわかりません。
ここまで来たのだからとにかく一目見て帰ろう。撮影は諦めていました。
浜と並行して走る県道30号線を南下。
どの道が浜につながっているのかもわからず、当てずっぽうに入れそうな道を左折。
でこぼこ道です。愛車にはかなり厳しい道のり・・・。
途中で諦めそうになりました。
海が見えてきました。今度は砂浜です。
撮影ポイントまで歩くにはちょっと遠い。
サーファー達の車が見えます。
miniの小さいタイヤでこの砂浜を走れるのか・・・・。
ふと、宍戸先生の言葉を思い出しました。
所謂、これが「魔」ですね。

浜が近づくにつれて不思議と不安が無くなってきました。
思い切ってサーファー達の群れに近づいてみました。

僕のイメージした辺り一面が砂浜という景色ではなかったのですが車から降りた瞬間に、上着も着ないで走り出しました。
想像もしなかったイメージは「九十九里浜の夕日」でした。
夢中になってシャッターを切りました。
重なり合う波、時に激しく、時に優しく。
ちょっと走ると、波を後ろから撮影できそうなポイントがありました。
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そして、まさかの九十九里の夕日です。
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荒々しい波が、必死で沈む太陽を追いかけているようです。
まさかこの太平洋で夕日を撮影するとは・・・・・。
このイメージとの出会いは何だったのでしょう。
過去や、思い出や、自分の拘りにしがみついているような自分を感じす。

やがて波も穏やかになり、沈みかける瞬間に太陽がまん丸になりました。
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まるで僕に何かを教えてくれているかのような太陽のほほえみです。

朝日を撮ろうと出かけた九十九里浜。
本当に見事な夕日を見せてくれました。まさに「一心が眼にでる」ですね。
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見事な景色に、心の中の何かがすーっと消えてしまう感動がありました。
写真は凄いですね。
どこにでもある写真でも、自分にとっての感動が作品を作ります。
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貴重な、そして素晴らしい体験でした。
あっという間の感動の15分間です・・・・。

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