去る11月4日、長野県の松本ろう学校高等部の自立活動の授業時間に
「自分で電話にチャレンジ」~代理電話サービスを利用して~
というタイトルで、授業が行われました。
(授業自体はろう学校の先生が行い、代理電話の実演の際に
プラスヴォイスの通訳センターにつなぎました)
今までも、ろう学校の授業として、弊社に見学に来るなどは何度かありましたが、
授業の中で実際に代理電話を体験するという試みは
全国でも初めての取り組みではないでしょうか?
授業の冒頭で、自身もろう者である上嶋太(かみじまふとし)先生から
・卒業後ひとり暮らしをした場合。
・結婚相手がろう者だった場合。
・仕事で電話が必要だった場合。
など、「電話が必要な場合はどうするか?」
という問題提起がなされ、
その後、代理電話サービスの説明および、弊社と接続して代理電話の体験を行いました。
体験では、生徒2名が手話やチャットを利用して代理電話の体験を行い、
最後に普段から代理電話を利用している上嶋先生が、デモとして代理電話を行いました。
生徒さんからは、
「もっと使ってみたい。便利そうだった。」などの感想や、
「経費はどれくらいかかるのか?」と言った質問が出て、興味津々だったようです。
まとめとして、
「電話をそのまま使えなくても、代わりの方法で使いこなすことが大切です。
代わりの方法で上手に使いこなすことが自立につながります!」
と締めくくられました。
プラスヴォイスでは、代理電話サービスの他にも福祉機器(日常生活用具)の
申請サポートなども行っています。
生徒さんたちが社会に出て、困った時にこの授業のことを思い出していただき、
電話も含めて、様々な形で生徒さんたちのお役に立てれば幸いです。
プラスヴォイスでは全ての聴覚障害者を応援します!
(遠山)