気仙沼さいがいFM放送局

▶ICT事業部

5月5日、気仙沼のさいがいFM 放送局を訪問しました。

ここの建物の2階に放送局があります。

震災後の気仙沼市の対応は素晴らしかった。
危機管理部門が直ぐに災害用のTwitterを立ち上げ、
3月23日震災後わずか12日で、さいがいFM放送を開始しました。
http://www.city.kesennuma.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1300841670755&SiteID=0000000000000

ボランティアの方々が大変な苦労をされて、毎日欠かさず放送を続けています。
まもなく、サイマル放送になると聞いています。
全国の皆さんにもその放送を聞いて頂く事が出来るようになります。

コミュニティFMの情報は、被災地では重要な内容が放送されています。
この情報をなんとか耳の聞こえない方にも届けたい。そんな事からお付き合いが始まりました。
サイマル放送になったら、遠隔から文字に変換して情報を届けることが出来る用になります。
私たちが出来る遠方からの支援は、これだと考えました。
そして、耳の不自由な方には文字の情報だけではいけません。
放送の中に。
「この情報は耳の不自由な方には届いていません。お近くに耳の不自由な方が居るときは必ず情報を伝えてください」このMCを入れて頂く事になります。

日本中の人が、聞こえない人の不便に気付いて欲しい。
そんな活動を続けていきたいと思っています。

fmいずみさん(仙台市泉区)の皆さんにもご理解を頂きました。
明日は、山元町に行ってきます。

fmいずみの阿部さんから、こんな話を伺いました。
災害放送で音楽を流すのは、JASRAC(著作権)の関係もあり苦労しているとの話でした。

手話シンガーの水戸真奈美さんの所属するテートックレコーズの、金野貴明社長が立ち上がってくれました。
http://www.t-tocrecords.net/

著作権に触れない楽曲を自らセレクトしてご提供くださいました。
金野社長は、岩手県一関の出身。
盲人のシンガー大石亜矢子さんを発掘したり、積極的に障害や福祉に関わりを持ってくださっています。

この日は、CDを真奈美さんに託し、直接お渡しすることが出来ました。
手話というキーワードで繋がった、宮城出身の水戸真奈美さん。
野球でもつながりがありました。

そして、そのプロダクションの金野社長。
福祉というキーワードで繋がっていました。
そして、
気仙沼さいがいFMの皆さんとの出会い。

この震災で出会う沢山の方々との運命的な縁を大切にしていきたいと思います。

ここでも「アイラブユー」の手話です。

聞こえない人に届けなければ無いメッセージ。
健聴者のみなさん!
真剣に考えてください。
ひとりひとりの心がけで、簡単に出来るはずです。

コメント

  1. 片岡 由里子 より:

    及川様、気仙沼の皆様お元気ですか。昨年6月に三田市のボランティアバスで気仙沼に行かせていただいた片岡と申します。
    現地2日の短い間でしたが今も昨日の事のように思い出します。何も出来なかった私達にも暖かいお言葉をくださいましたね。こんな時に他の人を思いやる事ができるなんてすばらしいですね。みんな元気をもらって帰りました。1000キロなんてへっちゃらでしたよ。
    震災のテレビを見て泣いてばかりの私だったんですが、これではいけない自分の生活をしっかりせねばと教えられました。
    遠く離れていて何も出来なく思うだけでつらいです。私達には何ができるのでしょうか。
    メンバーでおいしいお魚食べに行こうよと話しております。
    明日及川さんの優しく美しいお声を耳に出来る事を楽しみにしています。お元気で!

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