甲子園での裏話 代理電話サービス

代理電話サービス

聖光ナインが、15時46分の新幹線で福島に帰ってきました。
福島駅東口で祝ベスト16のセレモニーと、学校では帰校式が行われました。
高橋主将が「負けたら意味がない」と言った言葉の通り、彼らは真剣に全国制覇を目標にして頑張ってきました。
きっとこの思いが伝統として新しいチームに受け継がれていく事でしょう。
聖光学院の国体出場も決まったようです。おめでとうございます。
頑張った結果、成果としてもう一度全国制覇のチャンスが訪れました。
期待しています。頑張ってくださいね。

出迎えの方々の暖かい笑顔、全力を出し切ったナインの満足そうな笑顔がありました。

さて、ちょっと話題を変えて・・・・

プラスヴォイスが行っている「代理電話サービス」(平成19年度総務省助成事業)が、甲子園でも活躍しました。
聴覚障害者カメラマンの康平は、16日の試合では1塁側を担当、僕がバックスクリーンからの撮影。
康平は、近くに居るときには、僕の声を聞き取る事もでき、口話も問題なくコミュニケーションはできるのですが、電話になるとちょっと厳しくなります。
アルプススタンドの応援の中ではなおさらです。
ゲーム中の僕から康平への指示出しに代理電話サービスを活用しました。

1. 僕からの指示は、会社のオペレーターに電話で伝えます。
2. オペレーターが康平の携帯電話にメールを送ります。
3. 康平からの返信は、電話で伝えられます。
4. オペレータから僕へは電話の音声で彼の返事が伝えられます。

逆に、康平からの質問も同様です。
康平が、会社に電話をします。
「スピード(シャッタースピード)が出ません。どうすればいいですか?」
kouhei.jpg

このメッセージを聞いたオペレータが僕に電話をします。
今回は、手話オペレーターの伊藤が担当してくれました。
彼も野球にも詳しく、写真にも詳しいのでスムーズな対応ができました。
itou.jpg

「社長!康平からスピードが出ないとの事です」

「感度は上げないで、クローズアップした表情を撮って」
miura.jpg

という感じです。

直接、電話で伝えるよりも多少の時間はかかりますが、スムーズに連絡を取り合う事が出来ました。
撮影している時は、メールが打てないから助かりました。

「康平!今のホームラン撮った?」
「バッチリです!」
という感じです。

聴覚障害者は、電話をかける事が出来ません。
スムーズなコミュニケーションが出来れば、どんどん!どんどん!社会参

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