オペレーターミーティング 「プロである意識を持って」

仕事の話

今日は、久しぶりに手話通訳Staffが全員そろってのミーティングを行いました。

弊社のサービスは、聴覚障害者へのオペレーションサービスです。
単なる通訳だけでは無い特別なスキルを必要とします。
接客マナー、
電話対応マナー等
(財)日本電信電話ユーザー協会に加盟し、定期的な人材教育を行っています。
  http://www.jtua.or.jp/
一般的なマナー教育は行えても、障害者向けのサービスは通常のオペレーション以外にも、イレギュラーなケースがあります。
スタッフが違った対応をすると言うケースも出てきていました。
想定外の課題が沢山あります。

全体会議と、全体研修と言うのはスケジュール的にも難しく個別対応を行ってきましたが、やはり全スタッフが共通の認識を持って仕事にあたることは重要です。
今日は積極的な質問や、意見交換、事例をあげての課題検証等が行われ、想像以上の効果がありました。
私たちの事業は、聴覚障害者の方々へのニーズ提案という要素も含まれているので日々勉強が必要です。

オペレータの意識を高めて、より良いサービスと会社としてのノウハウを蓄積していかなければなりません。

弊社の手話オペレータは、オペレーション以外の時間はスポフォトの業務を聴覚障害者スタッフと一緒に行っています。
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聴覚障害者の方々が仕事をする場合に、業務指示が一番の重要です。
会社の中で、会社の業務内容がきちんと伝達されれば、彼らは素晴らしい能力を発揮してくれます。
その一つが集中力です。
電話による業務中断も無く集中出来る環境で仕事ができます。

手話通訳が、聴覚障害者と一緒に同じ仕事をする。
教えたり、教えられたりしながら確実に業務スキルは上がっています。

ただ、その中で通訳者が制作業務と通訳業務を兼務をする事が難しい課題です。
精神面、体調面の管理も大切な会社の課題です。

同時に会社が行う教育は投資であり、その投資効果をきちんと業務成果と会社の財産に反映させていかなければなりません。

スタッフが「通訳のプロ」、「制作のプロ」である意識を持てる環境と、人材の育成をしていかなければならないと再認識しました。

目標に掲げた障害者雇用100名・・・・
実現にはまだまだ時間がかかりそうです。
人材を大切に、愛情を込めて確実に育てていきたいと思います。

フィンランドでは、障害者と手話通訳者が企業のアウトソースを受けて同じ場所で仕事をしています。
写真は、フィンランドの就労施設を訪問した時のものです。
Finland.jpg

各ブースに、約10名の障害者と通訳者が机を囲み大手の企業の仕事をアウトソースで請負こなしていました。
ここでは手話でのコミュニケーションが成り立ち情報共有された中で業務が行われていました。
笑顔で働く、障害者と通訳者が印象的でした。

日本でも、この様に障害者就労を目的とした事業モデルが増えてきています。
企業の障害者雇用率も徐々に上がってきてはいます。
ただ、「聴覚」障害者の言葉の課題、コミュニケーションの課題は大きなハードルになっています。

手話通訳者が特殊技能を持って障害者の就労や生活の中ではたす役割は重要です。

今日のミーティングで、有能な人材育成。
会社の大切な仕事である事を改めて考えました。

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