プラスヴォイスでは、遠隔通訳事業の他に福祉機器の代理店販売を行っています。
最近は、福祉機器に関する問い合わせが多く、今日は藤生部長を中心とした勉強会です。
弊社で取り扱っている福祉機器は、主に聴覚障害者の方々が中心です。
聴覚に障害がある方々の生活を手助けする為の福祉機器です。
これらの機器を障害者の方が自費で購入するケースと、国の制度で給付を受けるケースがあります。
制度も年々改正されたり、制度自体を知らなかったという方も多いのが現状です。
聴覚障害者のための給付制度はいくつかあり
1.聴覚障害者屋内信号装置
自宅の中での聞こえない不便を解消する機器
これは、来客、FAX等の音の通知を光や振動に変更する装置です。
日常の生活だけではなく、災害時には非常に重要です。
来年6月までに義務づけられている火災警報器も音で知らせる商品ばかりで
聴覚障害者の場合は、これを光や、振動に変換する事が必要になります。
2.聴覚障害者通信装置
障害者は電話が出来ず、FAXを用いて連絡を取り合っていました。
最近は、これが携帯メールやパソコンメール、テレビ電話などに変わってき
ています。給付の対象になるのが、長年FAXばかりでしたが、自治体によっ
て携帯電話やテレビ電話が認可されるようになってきています。
しかしながら、製品も聴覚障害者が使用する事を想定した機器はまだまだ限
定されるのが現状です。
UDの推進が重要で、聴覚障害者のニーズをきちんと提案するのも私たちの役
割です。
3.文字放送デコーダ
字幕放送を見る為の機器
4.自動消火器
等々、いくつかの給付項目があります。
機種もさまざまで、それぞれの生活環境に合わせたサポートやアドバイスが重要に
なります。特に、テレビ電話の場合は、インターネットを用いる事から、電話での
契約確認など課題が多く残されています。
私たちは、良い商品をアドバイスして、導入までをサポートを行っています。
最近の問い合わせの特徴は、聴覚障害者の方からの問い合わせ、役所からの問い合
わせ意外に企業からの問い合わせが増えてきています。
企業の中でCSRがきちんと考えられてきている事を感じます。うれしい事ですね。