9月1日(金)~3日(日)朝日新聞社主催「GOOD LIFEフェア 2023」にて
プラスヴォイスがコミュニケーションオフィシャルサポーターとして、「手話インフォメーションカウンター」の企画・運営を担当させていただきました!
昨年はろう難聴のお客さまの参加があったか不明な状態ですが、今年は当社による企画・運営により50名余りものろう難聴のお客さまに来場いただくことができ、プラスヴォイスの遠隔手話通訳を通してイベントを楽しんでいただきました。
昨今、SDGsの促進が求められ、イベントなどにおいては、ろう難聴のお客さまに対する情報保障の整備が重要になっています。
今回、主催者の朝日新聞社においては、すべての方に楽しんでいただけるイベントにするべく、手話通訳の必要性をご理解いただいた結果、当社による手話インフォメーションカウンターの企画・運営が実現しました。
【GOODLIFEフェアとは?】
01 ライフスタイルに関連した450以上のブース
02 食フェス
03 体験ブース
04 ステージ・セミナー
1日中楽しめる日本最大級のサスティナブル・ライフイベントとして、心や体、環境にやさしいコンテンツが盛りだくさんなイベントです。
会場入り口で配られるチラシにプラスヴォイスのQRコードを掲載させていただきました。ろう難聴者の方はお店の人と話す際、QRコードを読み取ると、簡単に通訳オペレーターと繋がります!
↓今回のイベントの様子がわかるショート動画はこちら↓
【出展ブースでの遠隔手話通訳】
従来は、ろう難聴のお客さまが出展者から商品・サービスについての詳しい話を聞こうとすると筆談という手段しかありませんでした。筆談だと時間がかかるほか、本来伝えるべき内容も要約して伝えてしまうため、聴者に比べると得られる情報量が少なってしまう問題がありました。
そんな時、スマホで簡単に繋がる遠隔手話通訳を使うことで、出展者もろう難聴のお客さまも気兼ねなく、スムーズにコミュニケーション(伝えたり質問したり)をとることが可能となりました。
出展者の皆さんの熱い想いやこだわりなどの情報を得た上で、買うかどうか判断ができる。イベントの醍醐味をたくさんのろう難聴のお客さまに楽しんでいただくことができました!
【ステージでの同行通訳】
今回のGOOD LIFEフェアでは3つのステージで、暮らしを豊かにするセミナーが行われ、プラスヴォイスの手話通訳オペレーターによる同行通訳も行いました。講演の内容だけでなく、観客の皆さんの反応や会場の雰囲気も合わせて通訳を行うため、ろう難聴者が取り残されることなく、リアルタイムに楽しさを共有することができます。
【来場者・出展者の声】
■来場者(ろう難聴者)
・「情報保障がなかったら来ていなかった。」
・「筆談よりわかりやすく、スムーズだった。」
・「筆談は時間がかかるため、遠慮することが多かったが、スムーズに通訳してもらえるので、商品の詳しい内容や魅力、出展者の思いを聞くことができ、納得して購入できた。」
など
■出展者
・「初めてろう難聴者のお客さまと話せた。」
・「聞こえるお客さまと同量の情報を説明することができた。」
・「ろう難聴者のお客さまとお話ができて単純に嬉しかった。」
など
これまで、情報保障(手話通訳)がなかったことで、ろう難聴者はイベントに足を運ぶこと自体をしなかったり、足を運んでも満足できる情報をえることができていなかったことがわかります。
また、出展者側も満足できる対応ができていなかったことがうかがえます。
今回のようにイベント主催者が情報保障を整備することで、新たな来場者の獲得を促し、出展者に対しては十分に商品・サービスを説明できる機会を提供することが可能となります。
【イベントでの遠隔手話通訳の効果】
イベントなどの娯楽には通訳がつかないことが多く、「興味はあっても諦めてしまう」というろう難聴の方は多くいらっしゃいます。
今回のGOOD LIFEフェアでは3日間で50名近くものろう難聴者に足を運んでいただくことができました。ろう難聴者と聴者が、お互いに遠慮することなく会話を楽しむことができる場が増えるよう、プラスヴォイスではイベントでの遠隔手話通訳も積極的に行っています。
イベント企画などをされている方はぜひ、お問合せフォームよりご連絡いただけると幸いです。
ろう難聴のお客さまを含むご来場いただくすべての方にとって、イベントを心から楽しむことができるよう、サポートさせていただきます!