2026 年 8 月、株式会社プラスヴォイスは、高知県黒潮町と「災害時における応急救助の協力に関する協定」を締結しました。
本協定は、南海トラフ地震などの大規模災害が発生した際、ろう難聴者と行政機関などとの円滑な意思疎通を支援することを目的としています。
災害時の「伝えられない」を、遠隔手話通訳で支える
災害時には、避難情報や支援に関する情報を受け取ることだけでなく、自分の被災状況や困りごとを周囲に伝えることも重要です。しかし、音声による情報が中心となる場面では、ろう難聴者が必要な情報を得られなかったり、助けを求める際に意思疎通が難しくなったりすることがあります。
また、大規模災害時には、地域の手話通訳者や支援者自身も被災し、支援を必要とする方のもとへ駆けつけることが難しくなる可能性があります。
こうした状況において、プラスヴォイスの遠隔手話通訳サービスは、スマートフォンやタブレットなどを通じて、離れた場所にいる手話通訳者とつなぐことで、意思疎通を支援します。
これにより、ろう難聴者が被害状況や必要な支援について伝えられる環境づくりを目指します。
黒潮町の取り組みと連携し、災害時のコミュニケーションを支援
黒潮町では、聴覚障害のある方と町職員、ボランティアなどが、指さしによって最低限の意思疎通を図ることができる「コミュニケーション支援シート」を独自に作成・運用されています。
この支援シートの作成をきっかけに、黒潮町とプラスヴォイスとのつながりが生まれ、今回の協定締結に至りました。指さしによるコミュニケーション支援に加え、遠隔手話通訳という選択肢を備えることで、災害時の意思疎通を支える体制の充実につなげていきます。
誰もが安心して「伝えられる」社会を目指して
プラスヴォイスは、遠隔手話通訳をはじめとするコミュニケーション支援を通じて、ろう難聴者が必要な情報を得て、自分の意思や状況を伝えられる環境づくりに取り組んでいます。
今回の黒潮町との協定を通じて、災害時にも一人ひとりが必要な支援につながることができるよう、地域と連携した取り組みを進めてまいります。
これからも、災害時を含め、誰もが安心して「伝えられる」環境づくりを通じて、情報格差のない社会の実現を目指してまいります。
■掲載記事 高知新聞 「災害時の意思疎通 円滑に」 2026 年 9 月 9 日掲載







